芸術祭後の島
海の色は 空の色
雨に煙る 瀬戸内 海の色は 空の色
離島?
いいえ、海があるから繋がっている。
海は島と島を隔てているのではなく、
海は島と島をつなげている。
海は 陸地と陸地をつなげ、
人と人をも つなげている。
祭りのあとで
瀬戸内国際芸術祭2010年7月19日(海の日)-10月31日(日)。この期間中、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、犬島、大島の各島は大勢の方で賑わった。
祭りが ほんの一過性の線香花火のようなもので、花火が消え、静けさを取り戻すのだけになるもいいが、今度の芸術祭のおかげで、あらためて島の将来をしっかり考えるきっかけになったと思う。
実際、瀬戸内の島々の先行きを考えると、高齢化など島嶼部のかかえる諸問題は あいかわらず深刻で、祭りのあとでこそ、これから先、島の活性化に地道な取り組みが求められる。
芸術祭の余韻が冷めぬ間に祭が終わった後の、島々をいくつか巡って検証してみることにした。