南寺

南寺



南寺 

はじめ暗闇と思っていても じっと 我慢していると 闇の中から ぼんやり明かり が見えてくる。



闇と光

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マタギは夜道でも昼のように歩く。

「熊を追いかけているうちに暗くなることはよくあること。しかし 暗いからといって懐中電灯をつけると 熊に警戒されるばかりでなく、かえって視野が狭くなってまわりが見えなくなるので、つけないで歩いてしまう」

「映画館と同じでいきなり暗いところに入ると見えないけれども、少しずつ暗くなる場合は目が慣れるから結構見えるものです。」

しかし 一度でも懐中電灯をつけると瞳孔がが閉まり、懐中電灯を手放せなくなる。

「目が闇に慣れたといってもあくまでぼんやりとしか見えない。足は沢を渉るようにゆっくりとすり足で探りながら歩くといい。」

「 マタギに学ぶ登山技術 」 1991年 工藤隆雄著 山と溪谷社


日暮れて道遠し

 

 

暗さに慣れるのに 時間がかかる。

 

8人シート2つ 計16人、 1回15分かかる。

 

1時間で64人。 

 

瀬戸内国際芸術祭2010の中でも いつも混雑度の激しい作品だ。

整理券を配布しているが 瀬戸内国際芸術祭で

大挙して 大勢 押し寄せると

その日のうちの整理券など 昼過ぎに 出はらってしまう。

 

 

もっともこの 南寺以上に 厳しいのは 内藤礼さん の 「きんざ」

一人15分、一時間で4人の 金土日の週3回。完全予約制。

 

常時 予約が 埋まってしまっているようだ。